2016.08.10
今から80年前、前畑秀子(椙山女子専門学校卒)は、日本の女性として初めてオリンピックで金メダルを取りました。
遡ること84年前のロサンゼルスオリンピックで、水泳女子200m平泳ぎに出場し、1位と0.1秒差で銀メダルとなります。この結果、次は金メダルをという国民からの大きな期待が寄せられ、そのプレッシャーと闘いながら、ベルリンオリンピックで見事優勝を成し遂げました。この間、当時の椙山女学園(山添キャンパス)にあった室内プールで、1日2万メートルを目標とした猛練習を行いました。
選手引退後は、結婚をし、2人の子どもに恵まれますが、夫を早くに亡くしたため、再び母校である椙山女学園で働きながら子育てをしました。50歳を過ぎてから、後進の育成に力を注ぎ、名古屋市内のプールで水泳教室を開催しました。途中、脳溢血に倒れますが、必死のリハビリで病魔を克服し、晩年まで水泳の指導を行いました。
今回の写真展では、オリンピック、椙山女学園、千種区というキーワードを中心に、生前の活躍ぶりを、椙山女学園歴史文化館所蔵の写真43点を含むデータ資料を提供して、千種区役所地域力推進室が作成したパネルで展示しています。大勢の方が、この写真展を訪れており、この機会に、写真展に行かれてはどうでしょうか。
開催期間:8月1日~8月31日
開催場所:千種区役所1F あじさい広場