2019.10.23
現在、椙山女学園歴史文化開館10周年を記念して「裁縫雛形コレクション展~椙山の小さな衣服たち~」を開催しています。
裁縫雛形は、椙山女学園が1905(明治38年)年に名古屋裁縫女学校として開校して以来、昭和初期まで裁縫教育の課程で生徒が制作した授業制作物です。本学園の創設者である椙山正弌・今子の両氏が東京裁縫女学校(現東京家政大学)で学んだ裁縫教育メソッドの一つでもありました。
製作時間の短縮、材料費の軽減の観点から実寸大の1/3の縮尺で、当時の生活に用いられていた和装、洋装を始め、職業着、有職類、日常生活品(蚊帳、夜具、帽子等々)など多種類のものが制作されました。古いものでは、約100年前に制作されたものもあり、教育資料、民俗資料(服装史)の貴重な資料です。
今回の企画展では、昨年度末に発刊した「椙山女学園裁縫雛形コレクション」に所収されている約500点の中から、約100点を展示しています。
是非ご来館いただき、椙山女学園の教育の原点である裁縫教育について触れる機会としてみてはいかがでしょうか。
【開催期間】:2019年10月23日(水)~2020年7月31日(金)
【開催時間】:毎週水曜・金曜日 10:00~17:00
以下のリンクから、本展のチラシをpdfファイルでご覧いただけます。
椙山女学園裁縫雛形展チラシ.pdf